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農業土木 - 農業土木設計(調査計画) / 平成28年度

津堅地区補足調査設計委託業務

本業務は津堅島の北側に位置する貯水池が対象である。平成27年度より工事着手しているが、一部区間に当初の想定よりも深い軟弱な粘土層があり、計画していた工法による施工が難しいことが判明したため、擁壁基礎の補足設計を行うこととなった。
本施設の目的は農業用水の安定確保(貯留)であり、構造機能(耐久性・安定性)、水理機能(水理的安定性)、水利用機能(配水の弾力性)に優れた施設とする必要がある。基礎工法の決定に当たっては、当初設計の基礎工及び擁壁工、底版工との接合部の連続性に十分に留意し、基礎工法の比較検討、工法決定及び設計諸元を明らかにし設計をおこなった。

中部管内流量観測業務(H28)

農地整備事業の基礎資料収集を行うことを目的として、平成27年度に引続き沖縄市と北中城村との境にある渡口・与儀地区と、うるま市(旧・石川市)に位置する上原・嘉手苅地区の2か所に水位計、雨量計を設置し流量観測を行った。定期観測の他、水源周辺の調査、地元住民からの聞取調査や、水質調査、欠測防止のためのメンテナンス、また降雨時による臨時観測を実施した。

上原1期地区水位観測調査委託業務(H28)

本業務は竹富町で計画している水利施設整備事業、上原1期地区における1号貯水池予定箇所と西田川取水工箇所の地下水位観測及び河川水位及び流量観測、雨量データ等を解析することで、整備後の水資源の運用に活かすことを目的とする。

気候変動対策プロ(豪雨対策)コンソーシアム

平成27年度より沖縄県農業研究センターと共同で取組んでいる、農林水産省委託プロジェクト研究「平成28年度豪雨に対応するためのほ場の排水・保水機能活用手法の開発委託事業」の一環である。農業研究センター名護支所内及び、糸満支所内にある試験圃場にて土壌流亡対策の研究を目的とする。雨量計の設置や、圃場内に暗渠排水を施工し、三角堰を通して水位・濁度・地下水位・土壌水分データを測り解析をおこなった。

佐敷地区流量観測業務

南城市『佐敷西部地区』にある湧水において、将来的な畑地かんがい計画に資するためのデータ解析をおこなう事を目的とする。直角三角堰による連続水位測定からH-Q曲線を算定し、観測流量と降雨量の関係を流出解析モデル(タンクモデル)で明らかにし、過去の降雨データから流量を推定する。

下地島地区計画策定業務(H28)

各種上位計画により土地利活用に関するゾーニングがおこなわれた結果、農業的利用ゾーンが設定された下地島地区。そこで今後の農業振興を図るための農地造成及び畑地かんがい施設の計画設計を実施し、農業競争力強化基盤整備事業として円滑な採択に資すること、また今後の調査設計の指針を確立することを目的とする。

旧東第3地区計画設計業務

南大東村『旧東第3地区』は末端かんがい施設が未整備であること、島全体が保水力の低い島尻マージ土壌に覆われていることが恒常的な干ばつ被害をもたらしており、それが農業生産性向上を妨げる阻害要因となっている。そこで、農業用水を効率的に受益地へ配水するための末端施設整備を目的とした県営かんがい排水整備事業の計画策定に必要な資料を作成するものである。

屋我地地区水質保全対策事業構想設計策定業務

本業務は、平成17年度に沖縄県が実施した「自然共生・環境創造支援調査業務」内の「屋我地島農地対策マスタープラン」を参考に最新版の地形図にて土地所有調査、植生調査、配水系統調査等を実施し、必要な赤土流出防止対策の構造および数量計算、概算工事費の算定をおこなう。また、受益面積およびマスタープランによる事業の地区設定の精査をおこなうと伴に、地元調整に活用できるよう地区毎に事業概要を整理して、今後の事業採択に繋げる資料整理及び必要に応じてマスタープランの変更箇所の補足をおこなう。

平成28年度伊是名地区塩分濃度データ整理業務

本業務は、国営かんがい排水事業『伊是名地区』において施工された千原地下ダム貯留域内の塩分濃度分布が、事業完了後どのように推移しているかを年度ごとの地下水濃度分布図を作成し整理するものである。

津堅地区良質構造物設計施工技術検討業務

本業務は、貯水池壁工事に伴う基礎の地盤改良工事の施工に当たり、設計者、発注者、工事担当並びに受注者工事担当間で、対象工種となる中層混合改良の設計における設計思想、技術的留意点及び施工段階における技術的留意点等について相互に確認、検討することにより良質な施工の促進を図るものである。